ますます増山ＬＯＶＥフェスタ（３）－２つのジオラマを見ながらの贅沢なトークショー－
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みなさん、こんにちは。
昨日、地元の北日本新聞、富山新聞の朝刊に「ますます増山ＬＯＶＥフェスタ」のチラシを入れてもらっています。
特に29日（日）のイベント、忍者体験とアプリ体験は事前申し込み制なので、ご注意願います。
お申込みは、contact-siro@joukaku-fukugen.com までお願いします。
さて、「ますます増山ＬＯＶＥフェスタ」1日目のプログラム。増山城陣取りゲームの後は、城郭研究家で城ラマの監修者でもある藤井尚夫氏を招いてのトークショーです。藤井先生は実は富山県の出身。自らの体験に基づいた幅広い知見やものの見方には私も毎回唸らされるばかりです。もちろん私も進行役として参加させて頂きます。
トークショーの第一部は「巨大城跡が伝えるリアルな戦国像～越中増山城と武蔵八王子城～」
八王子城を比較対象に選んだのは両城共、ジオラマで復元するにあたり相当歩いたので体感があるということ、そして、ジオラマを見て城を立体的に捉えることはより深く、多角的にお城の理解ができると思ったからです。
増山城は昨年末に横浜で行われたお城ＥＸＰＯにおいて城ラマを製作、展示しました。今年の６月には八王子城跡まつりの為に八王子城の城ラマを製作しております。城域の定義は色々あるものの、比べてみると両方の城の大きさはほぼ同じということが分かります。
ということで、28日（土）は会場に「増山城」と「八王子城」の城ラマを展示いたします！！
（右が増山城、左が八王子城 縮尺は両方とも1/1500）
現地調査と城のモデリングをしたときに感じていることは、地元にとっては当たり前の「城」のカタチは、それぞれの地域の「歴史」が作り出ているのではないか、ということ。必ずしも「一般的」な城のカテゴリーで全てが説明できるわけではないし、そのような城の特徴は現在のその土地の生活様式とかなんかにも繋がっていることがあるんじゃないかなぁと思っています。
ちなみに、八王子城は納品して手元になくなってしまったので、今回のトークショーの為にもう１つ製作しています。
増山城の事を語る時に、いくつかのキーワードがあります。長尾氏（上杉氏）、畠山氏、椎名氏、守護代、一向一揆など。
でも、この中で今回最大のキーワードは「一向一揆」なんです！。
みなさん、「一向一揆」と聞いてどんなことをイメージしますか？先日ゲストの藤井先生とトークショーの事前打ち合わせをしたのですが、「一向一揆」について、私はいままで知っているようで全然知らなかったことが分かりました！
一向一揆についてはもちろん、他のキーワードも含めて改めてお城の構造を見ていくと、増山城のことがよりリアルに理解できるようになると思います！！
新しい発見があるかもしれませんよ！
（関係性の把握も大事！）
そして、第二部「城ポジ増山城製作秘話～増山城復元への挑戦～」では、第一部の内容を踏まえた上で、増山城の各パーツの細かい検証を、大胆な仮説と共に進めていきます。
（増山城にはまだまだ謎が沢山あるのだ）
今までの通説で語られていた内容＋今回の考証でまた新しい増山城の一面（魅力）が発見されることでしょう！
増山城の大手筋はどこなのか？馬洗い池は何のために作られたのか？など、増山城の疑問に一つ一つ切り込んでいきます！
そして、この時に陣取りゲームで覚えた郭の名前が城に対しての理解をより深めるのです！！
「もう増山城のことは知ってるよ」という方も、「増山城？初めて聞く～」という人も、是非トークショーを聞きに来てください。
では、今日はこの辺で
