明石観光協会様へのインタビュー
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兵庫県明石市にある明石城は、2019年に築城400周年を迎えます。
お城ジオラマ復元堂は、一般社団法人明石観光協会様より明石城の城ラマの製作を依頼され、2017年末のお城EXPOでそのジオラマは披露されました。
依頼元である明石観光協会の専務理事兼事務局長 樫原一法様に、私、二宮博志がインタビューをさせて頂きました。
一般社団法人明石観光協会 専務理事兼事務局長 樫原一法様
(二宮) 今回明石城のジオラマの製作のお手伝いをさせて頂きましたが、その後も明石観光協会様とは色々と交流させて頂き、良い循環が生まれているように思います。本当に感謝しております。
(樫原) こちらも、明石城の価値を教えてくれたのが二宮さんでしたので、お会いできて本当によかったと思っています。
(二宮) まずは初めて城ラマを知った時の感想を教えてください。
(樫原) お城EXPOに出展した際に城ラマを知りました。確か長篠城だったと思いますが、パッと見た時は何てことないというか、へーという感じでした。でも間近でみると、特に横から見たときに、自分がその場所にいるような感じがして、これはすごいと思いました。このコンセプトなら天守の無い明石城でもいけると。二宮さんの所と一緒にやっていきたいという感覚が生まれました。城ラマの良さは現物を見なければわからない。写真や映像でみるのとは感動が全然違いますね。
(二宮) どうもありがとうございます。私どもも細部までこだわって作っているのでそのお言葉、とても嬉しいです。
では今回、明石城を宣伝するのに、城ラマでいってみよう!と決めた理由は何だったのでしょうか?
(樫原) 地元の人を含め大多数が、天守の無い明石城に魅力を感じていませんでした。でも二宮さんが言っているように、縄張りを含めた地形全体がお城の魅力だとすると、海や町も含めた明石城がとても身近に、そして魅力的に感じてきました。城ラマのコンセプトはこの魅力を皆さんに知ってもらえるきっかけになると思いました。
(二宮) そういってもらえると嬉しいです!私も明石城、掘れば掘るほど魅力的で面白い城だと分かり、製作に気合が入りまくりでした(笑)
そんな城ラマ明石城を始めて見た時の感想を教えてください。
(樫原) 最初の印象は、ちっちゃいなって思いました(笑)。でも見れば見るほど、知れば知るほど明石城って凄いという事を受け取りました。
何度も言いますけど横から見る城ラマが大好きで、細かい表現は本当にその場にいるような錯覚になります。あと私は明石城の石垣も大好きなんですが、その表現もリアルに再現されていて凄いと思ったし、とても嬉しかった。
(二宮) 私も横からみる城ラマ大好きです(笑)石垣は本当に苦労しました。自分自身でもあの石垣を見たときはめちゃくちゃ感動しました!。
明石観光協会さんは、多くの人に明石城を知ってもらいたいという目的で城ラマ製作をされたと思いますが、城ラマ明石城を通じて、告知宣伝がしやすくなった点、実感した効果等あれば教えてください。
(樫原) 城ラマはまだ一般展示していなくて、勉強会や講演会などで披露したらどこに展示してあるのか、などの問い合わせが多数ありました。実は設置場所については取り合いになっているのですが、今一番有力なのは明石市立文化博物館。そこに展示することになると思います。私どももSNS等を活用していますが、SNS上でも実際に自分の目で見たいという要望が非常に多い。早く展示する場所を確定して披露したいと思っています。また、この城ラマをきっかけにみんなが少しずつ明石城に興味を持ちだしました。築城400周年に向けてのいい感触を掴んでいます。
(二宮) おお、それは私たちもとても嬉しいです。
最後に、今後、こんな城ラマ商品、サービスがあったらいいんじゃない?というのがあれば教えてもらえますでしょうか。
(樫原) ARとか VRのようなデジタルコンテンツには興味があります。また明石城関連の商品は全く無いので、気軽に、たとえば石垣だけでも楽しめる商品があれば良いと思っています。お城というと、年配の方が趣味にしているイメージがありますが、築城400周年を迎え若い人たちにも明石城に興味を持ってもらえるきっかけ作りになるような事をやっていきたいです。
(二宮) ありがとうございます。私どもも商品を作るだけではなく、様々な形でバックアップさせて頂きたいと思っています。それでは樫原様のから400周年に向けて、最後に一言お願いします。
(樫原) 2019年に築城400周年を迎える明石城には天守がありませんが、ロマンはあります。知れば知るほど面白い明石城にぜひお越しください。お待ちしています。
(二宮) 天守はないが、ロマンがある!それ、いいですね!どうもありがとうございました。
写真左が樫原様 右が二宮