宝島社より「真田三代 名城と合戦のひみつ」が発売されました!(の裏話)その2
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さて、前回の続きです。
260ページにも膨れ上がった原稿から20ページ減らすことは、かなり大変な作業です。
しかも一気に書いた為か、見直してみると文章のミスも結構多く、その修正も同時に行わなくてはなりません。
さらに、文章を削ると前後の文が繋がらなくなることもあり、その書き直しをしながら全体を整えていかなくてはならず、限られた時間内にそれをやるのは非常に苦労しました。
ちなみに宝島社さんは、締め切りに非常にシビアであることが有名な会社さんらしく、締め切り少しは伸ばしてくれないかな~という私の浅はかな考えは入る余地は全く無かったのです(笑)
一方、「真田三代 名城と合戦のひみつ」の目玉の一つである、光造形による上田城城ラマの二の丸まで含めた完全版の製作もかなり押していて、完成はなんと撮影の前日。
いつもの城ラマと同じく、光造形に関しては日新産業様、塗装に関してはNAGAEアートプロダクション様に、納期を含めて大変なご協力をして頂きました。
(上田城完全版の一番好きなアングル)
さらに、真田氏上田城の本丸部分を製品化する作業も同時並行で進んでおり、この時期本当に大変でしたが、こんな時こそ全社一丸となって、みんなに助けていただき、なんとか校了を迎えることができました。
ちなみに最後の日は、完全徹夜でしたww
(朝日が目に染みる・・)
ところが、
「ん?」
「あれ?」
最終原稿を確認した私は、違和感を覚えていました。
調べてみると、最終的な修正が反映されてきれておらず、誤字があったり、意味がよくわからないところが残ったままではないか!?
しかし、すでに印刷はされており、もうすでに後の祭り。
すると、この本が世に出ることがむちゃくちゃ恥ずかしくなってきたのです。
でも・・・完成した本は完全じゃないかもしれないけれど、自分も含めて、この本を作るためにみんな一生懸命やった。そしてやり切った。そこを受け取ろう!と思いなおしました。
でもそれって、人生も同じだな、と思いました。全て完璧にはできないし、なにかとミスがあったり、そもそも自分自身も欠けている部分がある。でもだからこそ、人の協力が必要だったり、もっと頑張ろうって思える。そして、次への欲求に繋がるのだと。
こうして、人生初の出版は、沢山の人たちの協力によって、そして、多くの学びを伴って完成いたしました。
本当にお城や歴史が好きで、ただそれだけの人間がこうやって出版させていただけることだけでも、ものすごい奇跡だと思います。
でも、私だけではなく、誰もが自分の枠を超えた奇跡を手にする可能性をもっていると思います。
私が今回書きたかった部分はひょっとすると、その部分だったのかもしれません。
(熱く生きるのだ!)
私の初出版となった「真田三代 名城と合戦のひみつ」は未熟な部分も含め、今の私が精一杯つまった愛しい本です。
是非多くの人に読んでいただきたいと思っています。
なお、城ラマの新シリーズ「本丸シリーズ」第一弾、真田氏上田城も鋭意製作中です。
おそらく発売は2016年1月になってしまうと思われますが、こちらも引き続き応援よろしくお願いします!
(城ラマ 真田氏上田城)