1/1500の世界
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この度、お城EXPOに向けて急遽小机城をモデル化しました。
小机城は「城郭復元プロジェクト」として位置づけて開発していたわけではありません。
会社が横浜市にあるので、「地域を活性化する手段としてのお城の役割」を検証すべく、「城跡(現地)で遊べるエンターメントアプリの開発」というのを進めていました。
(画面は開発中のものです)
しかし、夏過ぎに急遽お城EXPOがパシフィコ横浜で開かれるという知らせが舞い込んできました。
お城ジオラマ復元堂としては、地元開催のお城のイベントなので何とか盛り上がってもらいたい!
現在進めているプロジェクトは二つ。
一つは城ラマ竹田城の製作、そしてもう一つは小机城のエンターテイメントアプリの開発。
竹田城がある程度できていればそのお披露目にはいい機会だが、残念ながら石垣の表現で苦戦中で、まだしっかりとしてデータになっていない。
だが、石垣検証用に作った本丸付近のモデルは存在している。
それならばこれを使って会場限定商品を作ってみよう、ということで出来たのがこちら
「竹田城本丸マグネット」
そして小机城のアプリも、もしも完成していればみなさんに楽しんでいただく絶好の機会であったと思うのですが、残念ながら12月の完成は難しい。
だが、小机城を舞台にしたエンターテイメントアプリの製作のために、小机城の現地の地形データが手元にある。
これを使うしかない!ということで、小机城をみなさんに見てもらおう、と思い3Dプリンターで出力したのがこちら。
「小机城3Dモデル」
それぞれのサンプル品がそろったら、いままでの商品と一緒に写真を撮りたくなって、パチリととったのがこちら。
「城ラマシリーズ集合写真」
城ラマは1/1500の同一スケールなのでこうやって眺めてみると、城の大きさ、特に郭の大きさの比較ができる。
実際城跡にいくと、「おおーーこの郭は結構広いな~」とか、「この郭はちょっとコンパクトだな」とか、そういったアバウトな感覚でしかない。
「おおー広いな~」と思っても、どのくらい広いのかとか、実はよくわかっていなかったりする。
例えになっていないかもしれないが、ビクザムとガンダムを、スケールを無視し同じ大きさのモデルを見たら、スレッガーさんがなんで特攻したのかよくわからなくなる!(笑)
でも実際お城をこうやって同一スケールで並べてみると
「上田城の本丸って結構でかい!」とか、
「竹田城の本丸って実はこんなに狭いんだ~」見たいなことが、肚落ちレベルで実感できる。
高低差もしっかり実感できる。
この究極のリアル感!
なかなかいい仕事しているな~と自画自賛してしまいました。
と、いうことでお城EXPO、沢山の方の入城を心よりお待ち申し上げます。
また、私、城郭復元マイスターの二宮博志も、12月25日(日)11:00-11:50までのトークショー「城を極める!城で遊ぶ!」Ⅰに登壇し、
同じく25日の13:00から「中世城郭の復元!城の真の姿を追う!」というARで遊べるワークショップを開催しますので、プレミアム入城券をお買い求めの上、御来城くださいませ。
なお、お城ジオラマ復元堂は3Fの物販コーナーに「戦国王」のジェー・ピーさんと共同ブースを出店する予定です。
ではでは。