草庵茶室:ジオラマに挑戦の巻(1)
投稿日 :
こんにちは、城郭復元マイスター二宮博志です。
みなさんからのお便りの中でも結構多いのが、
「どうやってつくったらいいかわからない」
「ディテールアップの仕方を教えてほしい」
というものでした。 前回の草庵茶室(1)でも、ディテールアップの仕方をプロお願いする予定!という回答をさせていただいたのですが、プロに頼む前に自らが皆さんと同じ気持ちになる必要があると感じ、私が自分の感覚で自由にやってみよう!と思い、長篠城を作ってみることにしました。
とはいうものの、私は子供のころはよくプラモデルを作っていましたが、せいぜい着色するくらいで、ジオラマ制作の経験はゼロ。
そもそも城ラマの地形ベースに色を塗っているのは、ジオラマを作る経験がない人(まさに自分のこと)でも、簡単にそれなりのクオリティを楽しめるようにしたかったからでした。
しかし城ラマを手にすると、建物の色塗りだけでは欲求が満たされないのも事実。でも、いかんせんジオラマづくりは非常に手間がかかるというイメージがあり、なんとか私のような面倒くさがりやでも、それなりに格好よくできる方法はないものか・・・と思案しておりました。
そんな折、ご近所のトレッサというショッピングモールに入っているタミヤショップでタミヤの 「情景テクスチャーペイント」 というのを発見。なんと「簡単にジオラマが作れる」と書いてある!
よし!これだ!と、「土 ダークアース」「土 ブラウン」「草 カーキ」「草 グリーン」「砂 ライトサンド」「路面 ダークグレイ」「路面 ライトグレイ」そして薄めるための「溶剤」を購入。
色を見るため、プラスチックにそれぞれの色を試しに塗って乾かし、色の状態を見てイメージを作り制作に入っていきました。
まずは地面の色を決めます。 ダークアースでは少し暗い感じがしたので、ダークアース:2に対してブラウン:1の割合で斜面の色を作ります。
このテクスチャーペイントは非常に粒子が大きく、そのまま塗ると厚くなりすぎてしまい1/1500の感じではなくなってしまいますので、これを溶剤で溶かし少し滑らかにしてヘラを使って斜面に塗っていきます。
丁寧にやりたい方はきちんとマスキングをしましょう。しかし、面倒くさがり屋の私はマスキングせずに堀などの細かいところは筆をつかったり爪楊枝をつかって塗っていきます。塗るというよりは塗料を置いていく感じです。
次に平らな部分を塗ります。 平らな部分は光が当たるので斜面よりも明るくなりますので、ダークアースとブラウンを1:1にして、少しライトサンドを混ぜてみました。
これもヘラや筆をや爪楊枝を使って置いていきます。 とりあえず土の色は完成です。
うーん、なんかチョコレートケーキみたいになってしまった・・・
そうだ、今度こんな感じで長篠チョコレートケーキでも作ってみようかな~(笑)なんて思いながら次回へ続く。