「センゴク」宮下氏と対談!
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4月に発売された学研・歴史発見vol3「ディープな城入門」の「城好き著名人9人の“私の推し城”」のコーナーで共演(?)させて頂いた、あの「センゴク」の作者宮下英樹氏が、城ラマ三河長篠城を購入頂いたことをTwitterで知りました。
(学研歴史発見vol3ディープな城入門より)
宮下氏に感想を聞いてみたい!と思い、講談社に連絡。担当者より「是非!」という返事を頂き、7/17に講談社にて講談社の「センゴク」の担当の方と共に宮下氏とお会いしてきました。
宮下氏から「城ラマ」について、中世城郭の魅力をしっかり表現してくれているというお褒めの言葉を頂きました。城の構造を説明する際のスタッフとの打ち合わせにも使って頂いたこともあるそうです。
大変うれしく思いました。
私からもなぜ「仙石秀久」を主人公に選んで漫画を描こうと思ったのか?という質問をさせて頂きました。
宮下氏からの返答は、ひとつは「センゴク」は実は信長を描きたかったのだそうです。でも信長を主人公とするのではなく、信長を客観的に、外から見る視点で描きたかったと。もうひとつは、世間一般にイメージされている「仙石秀久」を逆の視点から描く、ということをしてみたかったと言います。
この二つの話は、私の考え方と大変一致する考え方でした。
まず、城ラマそのものが、城を俯瞰する、全体をみるという商品であること。
外からの視点というのは、実は全体をとらえるということと同じなのです。
そして逆からの視点というのは、善と悪、光と闇、得意分野と不得意分やなど一見相反するものは実は同じものであり、どちらの価値感からそれを見ているかによって、まったく正反対の評価になってしまう。でも、それは実は同じものを見ているのだということなのです。
この二つの話を聞いたときに、ものすごく繋がりを感じました。
まぁ、みんな歴史好き、城好きでしたので、時間はあっというまに過ぎてしまいました。
実は私、今は漫画を一切読まないですが、昔はめちゃくちゃ漫画好きだったので、昔の漫画の話題でも盛り上がりました。
「センゴク」に関しては最近読み始めたのですが、迫力満点の画や独自の考察も含めた歴史の描き方、また宮下氏の「信長」に対する思いも感じられる素晴らしい作品だと思います。「センゴク」も現地調査を非常に重視しているのが城ラマとの共通点です!まだ読んでいない方は、是非!読んでみてください。オススメです。
歴史や城を切り口に、日本人の魂論にまで言及された、講談社での宮下英樹氏との対談、本当に楽しかったです。
また、高天神城のモックアップもお見せし盛り上がり、第三弾はどこがいいか?ということでも色々ご意見も頂きましたよ~
いやー、本当に第三弾はどこにしましょうかねぇ(笑)
では、今日はこの辺で。