先日の私の初ジオラマの作品に多くのメッセージを頂きありがとうございました。

なにか、新しい才能が開かれつつあるのを感じます、って言いすぎでしょうか？（笑）

さて、今回は建物の塗装について書いていきます。

長篠城のキットには「建物塗装参考カラー」として、㈱GSIクレオス製の

セールカラー　H８５　つや消し　：　板葺屋根
ダークアース　H７２　半光沢　または　RLMサンディブラウン　Ｈ６６　半光沢　：　茅葺屋根
ライトブラウン（タン）　H２７　光沢　：　建物側面

を記載しています。

H８５以外は、
フラットベース　H４０　つや消し添加剤をまぜて色を落とすとかっこよくなります。

まぁ、しつこいようですが、私はプラモデルのユーザーとしては思いっきりライトユーザーなので、あまり知識も経験もございませんので、この色も半分私の好みで選んだ色です。そして、筆塗りを基本としています。

今回、ジオラマ作りのために、近所のショッピングモールトレッサにあるタミヤショップに行ったときに、タミヤカラーが（当然ながら）置いてありました。
なんとＸＦシリーズという標準でつや消しの水性塗料のシリーズがあるじゃないですか。（タミヤといえばエナメルのイメージしかなかった・・・）こっちの方がつや消し添加剤を混ぜなくていいので簡単じゃん！っていうか、そんなことも知る由もない位色塗ってなかったって話です（ガンプラも着色不要だしね・・）

そこで、自分の塗ったＧＳＩクレオスの色を思い出しながら、タミヤカラーを選びましたが、親切なタミヤショップの店員さんが、親身に相談にのってくれました。

今回その店員さんと一緒に選んで試した色を紹介します。

まず、建物の側面や塀は、タミヤ「XF７８　木甲板色」にしました。ＧＳＩクレオス社の「Ｈ２７　ライトブラウン（タン）」より若干暗い感じですが、これはなかなかGOODな感じです。

ＧＳＩクレオスで塗っていた時は柵も「Ｈ２７　ライトブラウン（タン）」で塗っていましたが、今回はもうちょっと渋い感じにしようと、タミヤ「ＸＦ７２　茶色（陸上自衛隊色）」をベースにその上から、ササッと「ＸＦ７８　木甲板色」を塗る感じにしました。

ちなみに小さな穴の開いている柵や塀、櫓門や二階櫓などは、塗料をつけすぎると穴が塞がってしまいます。本当に筆についたかつかないか、色がついているのか不安なくらいがちょうどいいです。

あと、溝に入る下部に色を塗ってしまうと塗装の厚みで溝に入りにくくなるので、それも注意してください。

穴が塞がってしまった時は、ドリルセットの０．３ｍｍや０．４ｍｍのもので穴をあけてください。

もっとも郭内にある屋敷の周りの塀は実際は狭間は空いていません。（城主の館が覗かれてしまうことになるｗｗ）
本来は穴あきの塀と穴なしの塀、両方用意したかったのですが、予算の関係で汎用性のある穴有に統一した流れがあります。なので、穴が塞がってしまった塀は思いっきり塗りつぶして、屋敷周りの塀に使ってください（笑）

つぎに板葺の色ですが、最初タミヤ「ＸＦ５５　デッキタン」を塗りましたが、ちょっとグレーっぽい感じが強くて、タミヤ「ＸＦ５７　バフ」を塗り、大分イメージと近くなりましたが、これに関してはＧＳＩクレオスの「Ｈ８５　セールカラー」が個人的にはしっくりきています。

次の写真は板葺表現した色３色の比較です。

この板葺の色は塀の屋根に塗るとまた塀が一段と締まります。非常に細い部分に塗るので大変かもしれませんが、是非試してみてください。

（塀の屋根にＧＳＩクレオス製のＨ８５　セールカラーを塗っています）

茅葺の色はタミヤ「ＸＦ５２　フラットアース」を試してみまると、そこそこいい感じが出ていますが、柵で塗った「ＸＦ７２　茶色」の方がいい感じかな？。あとは好みですね。
次の写真は、茅葺表現した３色の比較です。ＧＳＩクレオス社製の２色に関しては「Ｈ４０　フラットベース」を混ぜています。

 

みなさんもいろいろ試された結果、いい感じの色があったらぜひ教えてください。

ちなみに、トレッサのタミヤショップで親切にいろいろ教えてくれた店員さん。実は小森巨匠と呼ばれている結構有名な女性モデラーさんだということが判明。
その節は本当にありがとうございました～ｗｗ