奮闘記外伝 鉄炮侍 蛭子八郎太 草摺 編
投稿日 :
鉄炮侍 製作記録 草摺 編
今回のご紹介は、草摺となります
腰から太腿の辺りを防護するパーツで、板の枚数を段数、ひと塊がいくつぶら下がっているかを間数と呼び、それぞれの組み合わせで色々な種類があったとか
直接胴と紐で結ばれているものや、腰革付(腰紐に結んでいるもの)などがあるそうです
これは、腰革付かなぁなんて考えてしまいますね。
ちなみに正面の一間を睾丸隠(きんたまかくし)というらしく
幼少期に出会っていたら、しばらく言って回ってそうだなと思ってしまいました。
さて、今回の加工も重なっているパーツはそれらしく見えるように加工しよう
を目標に掲げつつ、加工作業に入りました
先ずは加工前の画像を
後ろからの画像になります
真ん中の部分が少々厚めな印象になっていると思います
この様な状態の物を佩楯の加工と同じように一枚一枚削り込みます
加工後が大体こんな感じです
厚みも少し削ってよりシャープな印象が出たかな?
ここまでやっておいて、切り離して再接着した方がよかったんじゃないか?
なんて疑問も生まれましたが、まあ、いいかな と
そして、またもや気になってしまっている草摺最下段の紐部分
これは、板同士を繋ぐ役割をしている物ですが
本物の素材は、糸や韋(かわ)、布帛(ふはく)と言われる素材が使用されているそうです
もう少しディティールをアップさせたいなぁと考えてしまったので
何を使いどう表現しようか、思案を巡らせております
こういった事を考えているときが一番楽しいかもしれませんね
今回のご初回はここまでとさせていただき、どの様にしたかは、また後日発表させて頂きます
それでは、またお付き合い頂ければ幸いです。